こんにちは❗ 岡山動物医療センターの稗田です😊
自粛続きで季節を感じる機会も少し減ったように思いますが、
今年も鮮やかな桜の花が町を彩る頃になりました🌸
🌟今回のテーマは動物の出産についてです🌟
人間の妊娠期間が約280日であることは広く知られていますが、
他の動物種ではこの日数は全く異なります❗
例えばアジアゾウの妊娠期間は21〜22ヶ月、
日数にして650日以上になります🐘
産まれた時の子ゾウの体重は約100キロにもなることを考えると、
納得の数字といったところでしょうか❗
一方ハツカネズミは約20日です🐭
ゾウが数年間で1頭出産するペースであるのに対して、
ネズミは20日で5匹以上を出産し、生後5週になれば性成熟を迎えさらに
その数を増やします❗
牛は285日の妊娠期間を経て1頭の子牛を産みますが、
生後30分程度で自力での起立が可能です🐄
妊娠期間は牛も人間も似たようなものですが、
人間の赤ん坊が生後10ヶ月からやっとつかまり立ちができる程度
であることを考えると驚異的な身体能力であるように思えます✨
イエネコは餌が少ない環境では単独で暮らす傾向がありますが、
餌が豊富な環境では群れを形成し、哺乳する役を交代しながら
集団育児に取り組む習性があります🐱
例に挙げた動物に限らず、自然界で暮らす生物はみな独自の能力を活かし、
繁殖しています❗
今もこうして多種多様な生物が営みを続けていられるのは、
それぞれが環境に見合った生存戦略を探し出し、
それを積み重ねてきた成果なのかもしれません❗